星のシーズン

こんにちは。そしてはじめましてでございます。
フォトブック制作をしている君塚です。
初めてのスタッフブログで緊張して記事を書いています。
(というか、ブログそのものが初めてです・・・)
どんな内容にしようか色々悩んだ挙句、無難に自分の趣味をネタに書こうと決めました。

そんなわけで、今回のネタはタイトルにもあるように「」です。
星のシーズン、と銘打っていますがシーズンといっても個人個人で感じ方が違ったり好きな天体が違ったりでシーズンと感じられる時期は違ってくるでしょう。

私の場合はちょうどこの時期「冬」なのです。

なぜかといいますと・・・
  1. 冬は空気がとても澄んでいる
  2. 1等星(とても明るい星)が8つもある
  3. 屋外で観望していても虫が寄ってこない
  4. 三大流星群と呼ばれる3つの流星群のうち、2つが冬

というわけで、一つ一つの詳細へ進みましょう!
まずは・・・

1・冬は空気がとても澄んでいる

これはよく言われることですね。
気温が低いので、自然と湿度も下がってきます。
すると雲や、空気の透明度が変わってくるのです。
それに冬は日没が早いですから、残照の影響が少ないところも魅力のひとつ。

2・1等星が8つもある

明るい街中でも夜空を見上げたとき、パッと目に入ってくる明るい星がありますよね?
それらはほとんど1等星です。
その明るい星が、冬はなんと8つもあります!(1つはとても見えづらいのですが・・・)
有名なのから挙げていきますと・・・

1つめ・・・シリウス

太陽を除くと、見かけ上では最も明るい恒星としてよく知られているので、知っている方も多いのではないでしょうか。
特徴は、とにかく明るく大きく、青白っぽい色で輝いています。

2つめ・・・ベテルギウス

オリオン座を構成する星の一つでオリオンの右肩に位置する赤い星です。
近々「超新星爆発」するとかしないとか噂になっている星ですね。
(ただ、天文学でいうところの近々は数百年単位だったりするので実際に見られるかは・・・)

3つめ・・・プロキオン

黄色っぽく輝く星です。
こいぬ座を構成する星の一つですがそれよりも上の2つ「シリウス」「ベテルギウス
そして「プロキオン」で「冬の大三角」を構成している、と言ったほうがイメージを掴みやすいかもしれませんね。

「シリウス」
「ベテルギウス」
「プロキオン」
この三つの星からなる

「冬の大三角」

4つめ・・・ポルックス

ふたご座の1等星です。
すぐ隣に似たような星(こちらはやや暗い2等星のカストルといいます)がいるのですが、双子星などと呼ばれるだけあり見分けづらいです。わずかに明るいほうがポルックス。

5つめ・・・カペラ

ぎょしゃ座(御者座)を構成する1等星で、北の方に見える黄色っぽい星です。

6つめ・・・アルデバラン

西側に位置するオレンジ色の星です。
ちなみにこのアルデバランはおうし座にあり、おうし座は上のぎょしゃ座とほとんど一体化しています。
つまり、御者が牡牛を、という繋がりなんですね。
そして、すぐ近くにはスバル(プレアデス星団)があります。
星団というのは、一見1つの星に見えるのですが、よく見てみると複数の星から構成されている、というものです。(複数の星が密集している)
双眼鏡でも十分に分離可能なので是非見つけてみてくださいね。

7つめ・・・リゲル

オリオン座を構成する2つめの1等星。
オリオン座は2つも1等星を持っている贅沢な星座です。
ここまで紹介した「シリウス」「プロキオン」「ポルックス」「カペラ」「アルデバラン」「リゲル」の6つの星は、結ぶと、なんと「冬のダイヤモンド」と呼ばれる大きな6角形を形作るのです。
大三角以上にスケールが大きく、空一面に広がる6角形。
とても見応えがあるので必見です、ぜひ結んでみてください。

こちらが見応え抜群の「冬のダイヤモンド」

さらにオリオン座は3連星でとても有名ですが、そのすこし下の空間に目を凝らしてみましょう。
モヤっとしたものが見えてくるはずです。
それは星雲といって、肉眼ではモヤっとしか見えないのですが肉眼でも見ることができる珍しい星雲なので、こちらも必見です。

冬の星空の目印になる「オリオン座」

ここまでが比較的見えやすい1等星で、最後に紹介するのは中々見ることができない星です。

8つめ・・・カノープス

非常に低い位置に昇るため、東京を基準に北側へ行くとより見えづらく、南側へ行くとより見えやすくなるという星です。
長寿星とも呼ばれ、見ると寿命が伸びる、なんて逸話が存在するほど見えづらい星です。(明るさはシリウスに次ぐ2位と、とても明るい)
私は、まだ見たことはないのですが、いつかは見てみたいですね。
条件としては、地平線付近がクリア(高い建物が少ない)であること、自分の立っている位置が高いこと、などです。
もちろん南側へ行けば行くほど、これらの条件は緩和されていきます。

これが冬の夜空のまとめ

ちなみに、ここまで触れませんでしたが、冬のダイヤモンドを縦に割るように冬の天の川が流れています。
夏に見られる天の川とは逆方向の天の川。とても暗いため非常に見えにくいですが、目を凝らしたら見える・・・かも?

これが単純に見上げただけの星空。

少し知っている、というだけで随分と見え方が違っているでしょう?
(そう思うのは私だけ???)

続いて・・・

3・屋外で観望していても虫が寄ってこない

これは寒さに耐えることを考慮しても大きなメリットになるのではないでしょうか。
夏は色々な生物が活動しています。
そういった点から見ても冬は比較的安全です。
といっても非常に寒いので、防寒はしっかりしていないと酷い目にあってしまいますが。

4・三大流星群と呼ばれる3つの流星群のうち、2つが冬

三大流星群というのはしぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群の三つで毎年安定して流星を観測できる流星群が、この三つになります。
順に1月上旬、8月中旬、12月中旬となっています。

冬の夜空の魅力、少しは伝わりましたでしょうか?
こういった情報も、今や携帯や、スマホなどでどこでも簡単に手に入れることができます。
ですが
いざ星見!という時に、明るいディスプレイを見てしまっては意味がありません。
目を暗さに慣らさなければいけませんので。

そんな時、写真や文字にして持ち運べるもの・・・
そう、本のような媒体があるととても便利ではないでしょうか。

しかし、手書きノートは写真を入れられないし、入れるとしても印刷し貼らなければならない、など色々と面倒・・・

ここでTOLOTのフォトブック!

自分なりにテーマを決め、画像を集め情報を記入。
簡単にMyノートを作成することが可能です。

仕上がってくるのも2週間以内と、予定を組んでいれば充分な時間で出来上がります。

そしてそれを携え、レッツ星見!

一度見て感動し
二度見て理解し
三度見たときには虜になっているはずです!
(私がそうでしたから  笑)

きっと夜が待ち遠しくなるのではないでしょうか。
最終更新日:
公開日: 2014/02/21