実は紙って奥が深いんです!!
こんにちは、開発部のえっちゃんです。前回は、紙と湿度についてだったので今回は紙の種類について説明します。
紙の規格
印刷で使用している紙はJIS規格によって決められていて、一番身近なものでは新聞紙で使用している新聞巻取紙などがあります。上記以外にも複数の種類がありますが、今回はTOLOTで使用している紙について説明します。
TOLOTで使用している紙
TOLOTでは印刷・情報用紙の分類の紙を使用しています。印刷・情報用紙とは文字の通り、印刷に適した紙を分類しています。この分類に属している紙の中で表紙にコート紙、中ページにマットコート紙を使用しています。上記の紙は印刷・情報用紙の分類において塗工印刷用紙に分類されています。塗工印刷用紙の中でも、塗工量・平滑性・光沢度の三つの要素によってさらに分類されています。
始めにテキストのみを印刷した紙を比べて見ると、
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※左がマットコート紙、右がコート紙になります。 |
テキストに光が当たった場合、コート紙の方は光沢があるため、マットコート紙に比べて見えにくいことが分かります。
次に写真を印刷した紙を比べて見ると、コート紙・マットコート紙共に光沢がありますが、
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左がマットコート紙、右がコート紙になります。 |
コート紙の方がマットコート紙より、印刷面の光沢が強いことが分かると思います。
TOLOTで使用している紙の特長
TOLOTで使用している紙の特長は、・コート紙は紙の表面が平らで、光が一定の反射をするため、印刷面に光沢がでます。・マットコート紙はコート紙より表面が平らではないため、光の乱反射が起きるので光沢が抑えられるが、印字面は見やすくなります。最後に余談ですが、
印刷・情報用紙には塗工印刷用紙とは別に、下記図のような非塗工紙や微塗工印刷用紙と呼ばれるものもあります。
紙の分類を見ると多くの種類に分かれていて、簡単には説明が出来ないほど奥が深いのです。
以上、ちょっとした紙の種類についてでした。