hubotを使ったircとtracの連携 + 幻のiOS版 TOLOT 1.0の話

おつかれさまです こやちです。

今回はTOLOT開発チームが使ってるTOLOTと直接は関係しないけど開発におけるコミュニケーションを潤滑にするのに役立つスクリプトの話とTOLOT iPhoneアプリに関係する思い出話の計2つの小ネタを紹介します。

hubotを使ったircとtracの連携

TOLOT開発チームはバージョン管理にsubversionを使っている関係でチケット管理やwikiとしてtracも使ってます(未だにsubversion...というのは置いといて)。チームメンバー間のコミュニケーションや情報共有にはircを使っています。

開発中は、チケットxxxはこのリビジョンで修正したとかこのリビジョンzzzでこんなバグが出た、といったやりとりをirc上で行うことがあります。 tracのwikiやチケットではr100と書くと該当リビジョンのsubversionのチェンジログ、#100と書くとチケット該当番号のチケットへのリンクに変換されて便利ですよね。 ircでも同じ記法でリンクが出てくればいいのになーとすがわらさんが言っていたのでその頃githubが作ったこともあり話題となっていたhubotのスクリプトとして作ってみました。

koyachi/hubot-scripts-for-trac

当初はリンクだけを出力していたのですがリンクのみだとチケット概要を人間がチャット中のメッセージとして書くかリンク先に飛ばないとわからないという点が面倒くさく感じたので、後からリンクとともにチケットのタイトルも出力するようにしました。 特に大したことをしてないわりには便利です。

ircをはじめ、他にも開発やその他雑務をスムーズに進められるようなツールを各開発メンバーが思いつきや気分転換として作っているので、それらについても気が向いたら今後紹介できると思います。

参考文献:

幻のTOLOT iPhoneアプリ

先月、TOLOTとして最初のTOLOTクライアントであるiPhoneアプリが世に出てから一周年だったのでこの一年を振り返ってみて、2011年6月27日以前にうっかりiTunes Storeに並んでしまう事故があったことを思い出しました。

これは、まだ世の中に出ていないのに一般ユーザさんからログインできないというお問い合わせがあったことがきっかけで発覚しました。開発メンバー一同騒然となったことを覚えています。 iTunes Storeにアプリをアップロードするテストとして開発中のアプリをアップロードし、公開されないようには設定していたのですがiTunes Store側のトラブル?で一般公開されてしまったようでした。

開発中のアプリだったので、ログイン時のデフォルトユーザ名にはTOLOT iPhoneアプリ開発者の一人であるヤギさんのメールアドレスが初期値として入っていました。 以下はその日に記念として撮っておいた写真です。
ヤギさんにスパムが届かないように@の後はヤギさんのトレードマークの一つであるアロハで隠してます

その後、本来のアプリ側の設定を変えざるを得ない状況になり誤って公開されてしまったTOLOT + 本来のTOLOTの2つがiTunes Storeに公開されている時期があり、iTunes StoreでTOLOTを検索せずにtolot.comのリンクから直接アプリのダウンロードページへアクセスしてくれと願っていた時期を経て、無事に本来のTOLOT iPhoneアプリだけが公開されるようになり一安心しました。

開発自体は1年以上前から進んでいたのでその期間も含めると、他にもいろんな困難がありました。既に決定していて近い将来発表されるであろうことやその先の予定も計画中なのでそれに伴ってこれからも幻のTOLOT iPhoneアプリのようなことがあるかもしれませんが、これからもTOLOTをよろしくおねがいします。
最終更新日:
公開日: 2012/07/27